27 花巻

IMG_0174 (2)今月29日、30日と花巻に指導に行って来た。

花巻への出講も長い…

最初は1992年の12月。講習内容は「推手」25年前である。

思い起こせば花巻への出講のきっかけは、八百板良造氏との出会いであった。

1992年北京で開催された第一回中日太極拳交流大会であった。この大会は、中国と日本の各種太極拳の代表が表演競技で競う大会であった。

彼と私は当時の宿泊先 北京飯店で同室になった。彼は制定拳(簡化24式)の選手で私は陳式の選手であった。私と彼は同じ歳でもあり意気投合し、熱き太極拳談義を夜通し交わした。 

彼は当時武術としての太極拳に興味を持っていた。私は卒直に意見を述べた。「制定拳を何十年やっていても武術としては使えない、等々…」彼はとても熱心に私の話しを聞き、武術としての太極拳を教えて欲しいと願った。

私は快く承諾していくつかの推手技を彼にかけた。彼は驚き、是非彼の住む花巻で推手を教えに来て欲しいと願った。この事が今日まで毎年訪れる花巻出講へと繋がる。彼は当時 制定拳の日本チャンピオンでもあり、花巻で多くの生徒を持つ指導者であった。

現在、彼は制定拳を辞め、陳式一筋に太極拳の道を歩んでいる。彼のように肩書きに拘らず自分の信じた道を一途に歩む、私はこの様な人が本物の求道者だと思う。

今回の講習会にも彼は陳式を愛する花巻の仲間達と参加してくれた。

彼は私の良き老朋友である。

重道